呼吸法は効果が高く、ぜひとも普段から行ってほしいのですが、呼吸法と一口に言っても多種多様なものがあります。
色々試した結果 一番シンプルな順式の腹式呼吸法(丹田呼吸法)が最もいいのではないかと 体感するようになりました。
この基本の呼吸法から派生し、様々な呼吸法があります。
個人的に吸うときにお腹を凹ます逆腹式は不自然であり、体に良くないと思っています。
腹式呼吸のポイントは吐くときにあります。
お腹に力を入れて凹まして、吐ききってはいけません。(ここ大事です。)
吐くときにリラックスすることにより効果が発揮されます。
簡単に手順を紹介しましょう。
① 丹田に向かって深く息を吸う。
丹田とはおへそから指3、4本分下、背骨との間にあります。丹田に気が満ちて充実すると体が健康になり、心も穏やかになります。
体の重要な場所です。 実際に 丹田に空気が入ることはありません。
丹田に入れるようにすることによって横隔膜が しっかり下がり、肺の底まで空気が入ります。
息を吸うと自然と上腹部、下腹部お腹周り、腰まわりが膨らみます。
②力むことなく、 少し息を止める。
10秒程度、無理のない範囲で。
③ ゆっくり、ゆったりと長く息を吐きます。
吸息よりも長く吐きます。リラックスして、お腹を脱力していきます。
息は吐ききるのですが、お腹に力をいれて凹まして吐ききってはいけません。
お腹や胸を脱力すると、下腹部(丹田)が自然と充実します。
膨らんでいた上腹部は少し凹んで元通りになり、下腹部は張ったままになります。
立ったり、座ったりして行うと下腹部は張りますが寝て行うと下腹の張りはあまりわかりません。
元気な赤ちゃんの呼吸を見ると腹式呼吸になっています。
吸ったときも吐いたときも下腹部は充実して張っており、みぞおち付近の上腹部が吸ったときに膨らみ、吐いたときにリラックスして少し凹んで脱力します。
慣れてくればイメージもいれると良いでしょう。
例えば吸うときに宇宙のエネルギーを丹田に取り込み、吐くときに体のいらないものを吐き出すようにイメージします。
吐くときに丹田から全身、体を超えて宇宙に向かって気を広げます。
丹田は小さな点でイメージするより西野皓三先生の言うように下腹部にふわっとイメージします。
イメージすると効果がより大きくなります。