2024-01-01から1年間の記事一覧
軟酥の法とは、「駿河にはすぎたるものが二つあり 富士のお山と原の白隠」と称された白隠禅師が著した『夜船閑話』に記された治療法です。 この著作は、白隠禅師が修行のし過ぎで身体を壊された時の闘病録と治療方法が書かれています。 この軟酥の法は、イメ…
心の問題については未熟なため、良い答えを出すことができません。 しかし心のコントロールは難しいですが、大切です。 大きな出来事があった時、心の重要性が分かります。 平時から訓練しておかないと、いざとなった時あわてふためき、心が萎えてしまいます…
呼吸法は 健康法の中でも非常に効果の高いものです。 健康のために何から行うのがいいのかと考えますとまずは呼吸と食事です。 食事は別のところに譲るとして、今回は 呼吸法について書きたいと思います。 非常に効果が高い 呼吸法なのですが、やり方を間違…
呼吸法は効果が高く、ぜひとも普段から行ってほしいのですが、呼吸法と一口に言っても多種多様なものがあります。 色々試した結果 一番シンプルな順式の腹式呼吸法(丹田呼吸法)が最もいいのではないかと 体感するようになりました。 この基本の呼吸法から…
真向法は4種類のストレッチ法からなり、簡単でとっつきやすいと思います。 考案者は長井津氏です。 彼は商才にたけ、若くして財を築きました。 しかし体の方には手をかけてきませんでした。 42歳の時に脳溢血で倒れ、命はとりとめたものの、医者から不治を…
健康体操で大切なことは、簡単に無理なくできることが大切です。 それでいて効果がいいのなら文句がありません。 スワイショウはそれにふさわしい健康体操です。 気功や中国武術の準備体操にもよく使われます。 当院が好きな西野流呼吸法にも華輪という名称…
華佗は、戸の枢(とそぼ)がいつも動いていると、錆びることがないように、身体を動かせば穀物の気が消化され、気血が流れ、病気にならないと言っています。 ただし、疲れるほど体を動かしてはならないと注意しています。 貝原益軒先生も昼間は寝てばかりい…
西野皓三先生によって考案された呼吸法です。 足芯呼吸と華輪という回転式のスワイショウが大きな柱となっています。 足芯呼吸とは気を全身にをめぐらすイメージを伴いながら行う独特の呼吸法です。 いろいろな呼吸法を試しましたが、西野流呼吸法が最も効果…
『藤田式息心調和法初伝』の続きです。 前回は調息法、呼吸の仕方でしたが、今回は調心法、意識の用い方です。4 第二節 調心法 我々は前に述べてた通りの調息をする時に当たって、ただ無意味に呼吸ばかりをフーフー、ハアーハアーやっておるようではならぬ、…
華佗は、戸の枢(とそぼ)がいつも動いていると、錆びることがないように、身体を動かせば穀物の気が消化され、気血が流れ、病気にならないと言っています。 ただし、疲れるほど体を動かしてはならないと注意しています。 貝原益軒先生も昼間は寝てばかりい…
藤田霊斎氏は調和道丹田呼吸法の創始者です。 幼少期から極度の虚弱者であったためとも、酒を飲みすぎて健康を損ねたためとも言われますが、どちらが正しいのか分かりませんが、健康を取り戻すため、山中にこもって呼吸法を編み出しました。 『藤田式息心調…
正心調息呼吸法は、塩谷信男先生が考案された呼吸法です。 塩谷先生は生まれながらに身体が虚弱でした。 呼吸法と心の用い方を試行錯誤しました。 その結果、非常に心身ともに丈夫になり、100歳を越えて、健康で元気に人生を送られました。(最後の数年は…
『癒す心、治る力』の著者で有名なアンドルー・ワイル博士がおすすめする呼吸法です。 博士も最もおすすめの健康法として呼吸法をあげています。 ヨガの呼吸法がもとになっています。 やり方も非常にシンプルです。 楽な姿勢で座るか、仰向けになる。呼吸を…
食事を取らなくてもすぐには死にませんが、呼吸が止まるとすぐに死んでしまいます。 それほど呼吸は大切なものです。またお金がかからず、非常に効果が高いものが呼吸法です。 精神や肉体に変調があると、呼吸は浅くなります。 呼吸が浅くなれば、酸素が十分…
『食事療法ハンドブック 』第1版 第2刷 中間法人日本臨床内科医会 学術部編より抜粋しました。 食事療法を始める前のチェックリスト ■欠食が多い…1日2食だと食べすぎや間食を招く。1日の合計摂取エネルギーが同じでも太りやすい。 ■満腹にならないと食べ…
幕内秀夫さんはホリスティック医学を目指した「帯津三敬病院」で管理栄養士を務めていました。幕内秀夫著『粗食のすすめ』新潮文庫からの抜粋です。詳しくは本を読んでください。 食源病を防ぐ10箇条 ①ご飯はきちんと食べる ②穀類は未精製のものに ※胃腸が…
東洋医学では、甘いものをとり過ぎると脾(現在の膵臓、消化器系統)を傷めると考えられています。 甘いものをとり過ぎると脾が弱り、身体の水液の流れが悪くなり、滞ります。 水液の滞ったものを痰飲といいますこの痰飲は身体の気や血のスムーズな流れを阻…
東北大学医学部衛生学教室教授の近藤正二先生著『日本の長寿村・短命村』という本があります。 近藤先生は、日本の津々浦々、990ヶ所の長寿村と短命村を調査し、長寿と短命の原因を探りました。 その結果、長寿と短命を分ける一番の原因は、「食習慣」である…
まずは食べすぎない、飲みすぎない。養生の基本は食からです。 食の欲望で病気になっている人の方が圧倒的に多いです。 江戸時代の貝原益軒先生は、『養生訓』で以下のように説いています。 ・食べ過ぎると脾胃を傷つけ、諸病を引き起こす。・少しの量を食す…
これが最もよい養生法というものはありません。 基本を知って、 自分で 取捨選択しなくてはなりません。 操体法を考案した医師の橋本敬三先生は、健康を維持するための要素を4つ挙げています。 ・食(食事)・息(呼吸)・動(動作)・想(精神) 中国伝統医…
『大学』に「徳は本なり、財は末なり」と書かれています。 お金や体さえも死んだ後、持っていけない。持っていけるのは心、御魂だけとも言われます。 何よりも心、御魂を磨くのが最も大事です。 ただ体(健康、養生)、 お金、 悩みの解決方法の基本的な知恵…
治療だけに頼ろうとする方がおられますが、これではいけません。 健康を維持していくには、まず日頃の養生を主体としてください。 治療は補いです。しっかりした養生があってこそ、治療が意味をなします。 元々当院は多少の不摂生があっても、治療でなんとか…