華佗は、戸の枢(とそぼ)がいつも動いていると、錆びることがないように、身体を動かせば穀物の気が消化され、気血が流れ、病気にならないと言っています。
ただし、疲れるほど体を動かしてはならないと注意しています。
貝原益軒先生も昼間は寝てばかりいてはいけない。食事の後は数百歩あるいて、食気を動かす必要があると言っています。
まずは無理のない範囲で運動を行うことが大切です。ウォーキングや柔軟体操から始めてもよいでしょう。毎日続けることが重要です。
運動というと何かスポーツと考える方も多いですが、スポーツはやり過ぎると障害を起こすこともあります。
スポーツの種類によっては片方ばかり動かすバランスの悪いものもあります。
身体の基本的なバランスを整える運動を選んで行うことが大切です。
スポーツ選手でもヨガやティラピスなどをとりいれるのは、スポーツを行う以前にバランスのとれた体が必要であるからです。
これは一般人にも当てはまります。
体のバランスを整える運動法はたくさんあります。
どれが一番いいということは難しいので、自分で行ってみて、合うものを続けると良いでしょう。
以下に、体のバランスを整える運動法の例を挙げます。
どれも体を緩めることに着眼点があります。
経験上スワイショウや西野流呼吸法が効果が高いと感じていますが、いろいろ試してみて、自分にあったものを見つけましょう。