りょうてん公式ブログ

東洋医学、鍼灸に基づいた健康維持について書きます

全身に気を巡らす『西野流呼吸法』

西野皓三先生によって考案された呼吸法です。

足芯呼吸と華輪という回転式のスワイショウが大きな柱となっています。

足芯呼吸とは気を全身にをめぐらすイメージを伴いながら行う独特の呼吸法です。

いろいろな呼吸法を試しましたが、西野流呼吸法が最も効果が高いと思っています。

以下は西野流呼吸法 総本部HP(https://nishinojuku.com/)より抜粋、補足を加えました。

 

足芯呼吸(そくしんこきゅう)を中心とした基本の呼吸

足芯呼吸(そくしんこきゅう)とは、足の裏(足芯)から息を吸う意識で全身に呼吸を巡らせた後、足芯から息を吐くという、西野流独自の呼吸法です。

 

解説

丹田(下腹部)から足芯(足の裏)に向かって息を吐き出します。

②大きな木が根から(大地の奥底から)水分を吸い上げていくようなイメージで足芯(足の裏)から息を吸い上げます。

③足の中を通して丹田(下腹部)まできたら、肛門に軽く意識をおいたまま、背骨の中を通して百会(頭頂)まで吸い上げます。

④百会で軽く息を止め、吸い上げたものを身体の前面を下ろし丹田に収めます。

⑤息を吐きながら、丹田から全身に気を広げます。

⑥広げた気を沈殿していくように足芯に向って吐きだしていきます。

注)途中で何度でも息継ぎして構いません。1回の足芯呼吸はおよそ2分かけてゆったりと行います。

吸うときも吐くときも体のできる限り緩めることが大切です。

 

詳しくは下記を参照してください。

 

西野流呼吸法とスワイショウの組み合わせが非常に効果が高いと経験しています。

 

藤田霊斎氏の呼吸法『藤田式息心調和法初伝』より(2)

『藤田式息心調和法初伝』の続きです。

前回は調息法、呼吸の仕方でしたが、今回は調心法、意識の用い方です。4

 

 

第二節 調心法

我々は前に述べてた通りの調息をする時に当たって、ただ無意味に呼吸ばかりをフーフー、ハアーハアーやっておるようではならぬ、そういう呼吸のやり方は、動物的呼吸法と言うて誠につまらぬやり方である、そんなことでは到底真の無病強健などの目的の達せらるる訳のものではない、しからばどうすれば良いかというに、その一呼吸ごとに必ず一つの観念、すなわち精神作用がそうて、そうしてそれが多いに働くようにせねばならぬので、これがすなわち余が息心調和法の特色である、そこでその方法中の最も簡易なものの一つを教えるのが、すなわちこの初伝の眼目である。 

 

(イ)血液循環の観念作用

 血液は一切の疾病を治す第一の要素であり、肉体を強健にする第一の栄養素であることも、またその血液は精神作用によりて、自由に循環さするとのできるものであるという理由も前にすでに説いておいたから、今度はその方法を説くことにする、ついてはまず左の事柄を承知し、そうしてそれに対しては、まず持って生理学がどうだの、病理学がどうだのなどと理屈を言わずに、ただそうであると思うて、その通りに観念していればよろしい、しばらく理屈は禁物である。

 

(ロ)観念法

 まず身体を三分し、胸から上頭脳までを一つとして、これを上部といい、腹部全体を一つとして、 これを中部とし、腹部から以下両足を一つとして、これを下部という、そこで胸から上にある病気は全てこれを上部の病と称し、腹部の病は全てこれを中部の病と称し、腹部以下の病は全てこれを 下部の病ということにする。

 上部の病の時にも、中部の時にも、下部の時にも一呼一吸 ごとに必ず新鮮な、純潔な血液がその局部に循環し来たりて、その病を治すということを観念するのであって、その方法は左のとおりである。

 

◉上部の病の時に呼吸とともにする観念法

上部の病のある時には、まず、心臓と肺とは胸部にあるのではなく丹田すなわち下腹部にあると定めておくべし、

(仮にそう定めておくのであるが、しかし今時、心臓や肺が腹部にあるなどと、そんなバカなことが思われるものか、といえばそれまでであるけれども、まずもって今は理屈は言わずに、そういうこともあるものと、思うてその時だけは、それを信じて否思っていればよろしいのである)

さてそう定めておいて、それから前に説いた通りの呼吸法をやるときに、その呼吸とともに左のごとき観念をなすべし。

 ▲まず息を吸い込み、かつ下腹部にムートと力を入れて、しばらくこらえておる時に、

『このところ(下腹部)から極めて 純潔な、新鮮な血液が湧き出でて、、

病気のあるところへ循環し来たり、そうしてそれがすっかり病毒を吸収し退治して治してしまう』という意味のことを堅く堅く観念し。

▲次に息を吐き出すとき、すなわち 呼気の時には、

『その病毒を吸収し退治して、不潔となり、かつ効能のなくなった血液は、ズーッと下腹部へ下がり来てそこでまた浄められ、新しくなるのである』という意味のことを観念するのである。

右の観念は必ず一呼一吸とともになすべく、しかるときには、その精神作用が呼吸なる生理的の側に属する機械的作用を助けて10倍も 20倍も血液の循環を良くすることとなるのである。

 

◉ 中部(腹)の病のときに呼吸とともにする観念法

腹部の病の時には心臓と肺とは普通の場所すなわち胸部にあることとして、さて左の通りの観念をなすべし。

▲息を吸い入れ、かつ下腹部にウーと力を入れて、しばらくこらえておる時に左の観念をなすべし。

『下腹部に滞りて、病原となりつつある血液は皆ことごとく上に登りて心臓へ返り、そうしてそれが肺に至りで浄められ、 新鮮な血液となる』ということを堅く観念し、

 ▲次に息を吐き出すとき、すなわち 呼気の時には、

 『心臓より純潔な血液が流れ出て、それが今腹部の病気のあるところへ回りきたりて、ここに ある病気を治癒してしまう』ということを観念するのである。

 

◉ 下部(腹以下)の病の時に呼吸とともにする観念法

 下部にある病気の時には、さきの上部の時と同じく、心臓と肺とが下腹部すなわち丹田にあるものとして、左の如く観念すべし。

▲吸息しかつ丹田に力をみたす時には、

『この丹田中より、純潔な新鮮な血液が流れ出でて、それが下部の病気のあるところに到り、そうしてその病気をすっかり治してしまう』ということを観念し、

▲次に呼気すなわち息を吐き出す時には

『下部に流れきたりて病気を治した血液が、今はまた上に登りて、純潔にせらるるのである』ということを観念すべし。

 

 ◉一般虚弱者のなすべき観念法

 現に病気にかかっている人々は、右のごとき方法でよろしけれども、世に言う虚弱者に対しては、 また別に観念法がなければならぬ。

 それはこうである

▲息を吸い入れかつ、丹田に力を充たした時には、

『腹部を始めとして、全身に 滞っておる血液は皆ことごとく心臓から肺へ帰って行き、そうして純潔にせらるるのである』と観念し、

▲ 息を吐き出す時には、

『純潔になった血液が 今全身を循環しつつある』と観念するのである。

 

(ハ)静息と観念作用

 静息とは前に言うたごとく、ただ丹田にのみ力を加えたままで、呼吸の出入りとも 自然に任せ、静かに呼出吸入させておくをいうのである。

而してこれは前の呼吸をやってのち、しばらくこの状態にあるようにするのであるが、さてこの静息の時に至って、最もよく前の観念作用が働くようにするのである。

先の呼吸の時にする観念作用は、こう思わねばならぬ、こう考えねばならんなどとことさら注意して、ようや その観念ができることとなるも、今この時には、前からの注意力が、次第次第に積聚してもはや無意識的にその観念が働くこととなるので、その状態はまずザッと左の如くである。

『呼吸はしておるでもなければ、止めておるでもなく、ただ自然のままの呼吸をやっておると、一方では観念作用のために、血液が最も順調に具合良く循環しておるのが、確かに分判ってくるのである』

右のごとき状態になった時には、実にその効験は著しき故、この修練法を実修する人は、まずもってここにまで達するように勤めなければならぬ。

 

 (附)実修者の注意要項

実修の時にもし雑念妄想が起きてこの関連ができるのならば、雑念が起きたら起きたままにして、それらのことにはごうも頓着せず、ただ心を下腹の中にのみ落ち着け、そこに気力が集まるよう、 集まるようにと注意した呼吸だけを一意専心やっておることにすべし、かくしてだんだん修熟しさいすればついに 雑念も消えて観念のできるようになるのである。

▲ 実習の時にはいつにても差し支えなく、また何回せねばならぬとの決まりもなく、ただ暇あるごとに日に何回でもやるようにすべく、また場所などはどこでもよろしい。

▲行住坐臥ともに常に恒に下腹に力を充たし、そこに注意しておるようにすると最も肝要なり、ただしその時には鼻からかすかに息を洩らしておるようにすべし。

▲呼吸法または観念法のことなどは、中伝に進むと詳細に分かる故、今ここではあまりむずかしく考えずににただ右に教えた通りを忠実に実行しさえすればよろしいのである。

 

適度に体を動かしましょう

華佗は、戸の枢(とそぼ)がいつも動いていると、錆びることがないように、身体を動かせば穀物の気が消化され、気血が流れ、病気にならないと言っています。

ただし、疲れるほど体を動かしてはならないと注意しています。

 

貝原益軒先生も昼間は寝てばかりいてはいけない。

食事の後は数百歩あるいて、食気を動かす必要があると言っています。

 

まずは無理のない範囲で運動を行うことが大切です。

ウォーキングや柔軟体操から始めてもよいでしょう。

毎日続けることが重要です。

 

運動というとスポーツと考える方も多いですが、スポーツはやり過ぎると障害を起こすこともあります。

スポーツの種類によっては片方ばかり動かすバランスの悪いものもあります。

身体の基本的なバランスを整える運動を選んで行うことが大切です。

スポーツ選手でもヨガやティラピスなどをとりいれるのは、スポーツを行う以前にバランスのとれた体が必要であるからです。

これは一般人にも当てはまります。

 

体のバランスを整える運動法はたくさんあります。

どれが一番いいということは難しいので、自分で行ってみて、合うものを続けると良いでしょう。

以下に、体のバランスを整える運動法の例を挙げます。

 いろいろ試してみて、自分にあったものを見つけましょう。

藤田霊斎氏の呼吸法『藤田式息心調和法初伝』より(1)

藤田霊斎氏は調和道丹田呼吸法の創始者です。

幼少期から極度の虚弱者であったためとも、酒を飲みすぎて健康を損ねたためとも言われますが、どちらが正しいのか分かりませんが、健康を取り戻すため、山中にこもって呼吸法を編み出しました。

 

『藤田式息心調和法初伝』から呼吸法の仕方のところを抜粋しました。

全編を読みたい方は国立国会図書館デジタルコレクションで無料で見ることができます。

https://dl.ndl.go.jp/pid/924012

 

息心調和法初伝 実習方法

一には生理的の側に属する呼吸作用、二は精神的の側に属する観念作用、この二つの方法を調和し組織してある一種の新しい働きを起こさしむるのがこの息心調和の修養法である。

 

実習法

第一節 調息法

(一)姿勢

この修養法を実習する時にはまず姿勢について左の心得を忘れてはならぬ。

▲実修の時には、座りでも、腰掛けでも、あぐらでも、仰臥でも、直立でも、人々の勝手にてよろしいが、左の数項だけは必ず守らねばならぬ。

(一)背骨をまっすぐにし、下腹を前へ張り出し、へその上部からみぞおへちへかけては必ず力の入らぬように、そうしてへその上部を少しく折り、そこを凹ますようにしておくこと最も 肝要なり。

(二)頭はまっすぐに、鼻とへそとが直線になるように、肩は垂れていかることなく、手は引き寄せて身に近づけ、両の掌は膝の上へ載せて組み合わせ、眼は軽く閉じて、腹の中を観る心地になるべし。

 

(二)呼吸調息の方法

(イ)呼気

呼気は息を吐き出すことである。[普通は吸気から始むるが順序であるけれども、初心の人は呼気からするとやり易いから、今はここに呼気から始むることにしたのである。]

そこでまず息を吐き出そうとする前においては、始めにチョット息を吸入して下腹部を張り出し、それから すぐウンと下腹部に気力を充たし、 堪ゆることしばらくして後そろそろと呼気に移るべし。

 

 ▲注意

 但しこの『ウンと下腹部に 気力を充たす』という時に当たって、最も注意すべきは下腹にウント気力を充たすと同時に、鼻からフッと極て軽く少しく息を洩らすことである、この注意を忘れると胃部から胸部へかけて力が充ち、胸苦しくまた頭部の方にまで刺激を與ふるゆえ必ずこのことのなきように注意せねばならぬ、それからこのこらえておる時間のことだが、この時間はどれほどでなければならぬということはなく、ちょうど 自分に適度にした時間だけにやめておき、決して無理をしてこらえすぎてはならぬ、仮に 20秒時堪えられる人ならば17・8秒くらいのところにしておくことが肝要である、ここに大いに注意すべきは、 もし内臓機関のどこになりと故障のあるであったならば、このこらえる時間はごくわずかでよろしく、場合によりては、少しも堪えることのないようにせねばならぬから、その辺はよろしく 実習者の手心によるべく、要するに少しでも無理のなきようにすることが最も 肝要である。

さてかくして後いよいよ息をはき出すこととなる、その方法は左の如し、

 

▲呼気の方法

 まず 鼻からそろそろと線香の煙の出るように息を吐き出すのであるが、その吐き出す時に当たって、最初はまず下腹を張り出す心地になりてそのまま持続し、そうして鼻から静かに息を吐き出すべし。

かくそろそろ 息を吐き出しておると、最初は張り出す心地にしていた下腹もおいおい凹んでくる、 すなわち下腹を緊縮するようの心地になりて息を吐き出すと、ついには下腹部は背後に付着するほどにまで凹むのである、かくいう具合になりて始めて、 完全なる呼気ができたのである。

 

(ロ)吸気の方法

かく残らず息を吐き出してしもたならば、今度は吸気にうつるのである。その方法は 左の如し、

 

▲まず鼻から スーと空気を吸い入れ、それが肺に充つるようになるに従って、横隔膜は下へ下がり、 下腹部は前へふくれ出る、こうなって始めて肺の中へ空気がいっぱいに充ちたことになるのでこれがすなわち完全なる吸気である。

このごとく息を吸い入れ下腹分が膨れたならば、それからまた先に説いたごとくウンと一段下腹部に気力を充たすようにする、しかしその時は必ず鼻から息をもらすことを忘れてはならぬ。

かくして息を吸い入れ、しばらく堪えてそれからまた吐き出すこととなるのであるが、 前の呼気とこの吸気を合してこれを一呼吸という

 

◉吸気について注意

◉ 吸気の時間は 呼気の約1/3くらいの時間にてよろしい。

◉息を吸い入れる時には、始めに肋骨を静かに少し上へあげ、そうしてまた横にも少しく広げるようの心地になりてやるべし。

ただし、 肋膜病や肺病の人などは必ず胸部を動かしてはならぬ、胸部を動かさずに、下腹部すなわち丹田からのみ静かに呼吸をしておるようにすべし。

 

▲右の呼吸を繰り返して、30分なり1時間なり、継続すべし、その継続期間はその人の気根と境遇と業務の繁閑とにより、一様でなくてもよろしい、つまり 20分でも30分でも、ないしは 1時間でも2時間でもよろしいのである。

 

(ハ)静呼吸

右の呼吸を継続して、ある 適度の時間を経過したならば、今度は静呼吸に移るべし、その方法は左の如し。

下腹部に力を入れ、臍部以上にもまた以下に少しの力の入っておらぬよう、 気の滞りのなきようにして、それから 細く長く自然のままの呼吸をしておる、これがすなわち静呼吸である、この時には下腹を出したり凹めたりすることなく、ただ 張ったままにして静かにかすかなる自然の呼吸をしておる、そうしてこの呼吸の時間もまた10分なり20分なり30分 なりその人の任意にてよろしい。

 

 (附)右の調息法実修ついて注意

▲下腹部へ力を充たし、 少時間息を止めておる時に際して、咽喉にて気息の通い路を閉塞し、そうして顔を赤くしたり、渋面をつくったりすることのなきように注意すべし。

▲ 現に病気のある人は注意して無理をせぬように、始めはごく軽くして徐々に進むようにすべし。 呼吸調息法は右にて大略終わりたるゆえ、次には最も大切なる精神作用のことを述ぶべし。

正心調息呼吸法

正心調息呼吸法は、塩谷信男先生が考案された呼吸法です。

塩谷先生は生まれながらに身体が虚弱でした。

呼吸法と心の用い方を試行錯誤しました。

その結果、非常に心身ともに丈夫になり、100歳を越えて、健康で元気に人生を送られました。(最後の数年は足を骨折して、認知症になられたみたいですが

この呼吸法は「正心」と「調息」からなっています。「正心」とは、心の正しい使い方、「調息」は腹式呼吸のやり方です。

 

◯正心調息法の姿勢

・背筋をまっすぐにして座り、背を持たれたり、肘掛けに肘を乗せない。

・両手は鈴の印を作る。鈴の印= 両手の手のひらで丸い玉や ゴム毬を包むように組みます。

 

<正心> 日常生活の心がけ

①物事をすべて前向きに考える。

②感謝の心を忘れない。

③愚痴を言わない。

 

<調息法>

調息法

想念
(呼吸しながら心の力を使います。)

①吸息 (息を吸う)

鼻から静かに息を吸い込みます。下腹で吸い込むように心がけ、肺の下部(肺底)まで十分吸い込みます。

① 『宇宙の無限の力が丹田に収められた。そして、全身に満ち渡った』と念じます。

②充息 (息を止めて下腹部に力を入れる)

十分に吸い込んだ息を、横隔膜をグッと下げながら下腹部(丹田)まで押し下げ、丹田に力を込めたまま、息を止めます。(丹田は、下腹と背中の真ん中あたりの空間を意識して、力を込めて下さい)この時、肛門をギュッとしめます。息を止める時間は数秒ないし、10秒程度、無理のない範囲で行います。

②『全身が全く健康になった』と念じます。 

病気のある人は、その病気が『○○が治った。治った。』と念じます。

③吐息 (息を吐き出す)

リラックスして鼻から静かに息を吐き出します。腹の力を抜いてへこませ、十分に息を吐き切ります。ただしお腹に力を入れて凹まして吐いてはいけない。お腹を脱力していく。

③『体内の老廃物が全部吐き出された。全身が美しくなった。芯から若返った。若返った。』と念じます。(若い人は、若返ったと念じる必要はありません。)

④小息 

普通の息を一回だけ行います。



④静かに黙想しています。

①から④を25回(5回の5セット)繰り返します。②の充息での想念は一つの項目につき5回繰り返し、1セットとする。

⑤静息 (静かに普通に呼吸します)
 :終わった後に行います。

25回呼吸をし終わったら、丹田に軽く力を込めたまま静かに、ゆっくり10回呼吸をします。

⑤無念無想で座る。

 

以上、①~④を5回繰り返します。

病気のある人は、その病気が治ったと念じ、5回繰り返します。

5回を1セットとし、5セット。

合計25回正心調息法を行います。病気が5つあれば一つにつき、

5回ずつ念じます。病気のない人は『全身が完全に健康になった』と25回繰り返します。

あるいは、自分の達成したい願望を念じます。

例えば、『希望の大学に合格した。合格した。』とか、『仕事がうまくいった。うまくいった。』

お年寄りの方や病気の人で一度に25回行うのが困難な場合は、何回かに分けて、合計で25回になるようにしても構いません。

 

毎日、継続すれば、身体、心、人生に変化が現れます。

本には1日25回とかかれていますが、疲れないのなら、暇なとき、いつでもすればよいでしょう。

仕事の合間、寝ながら、歩きながら、電車の中でなど、いつでも機会があれば行っても構いません。



詳しい内容は塩谷信男先生の著作をご覧下さい。

「自在力」 (サンマーク出版 

「自在力2」 (サンマーク出版

「大健康力」(ゴルフダイジェスト社)

「大断言」(東明社)

「健康長寿と安楽詩」(東明社)   

以上の本から抜粋しました

4-7-8呼吸法

『癒す心、治る力』の著者で有名なアンドルー・ワイル博士がおすすめする呼吸法です。

博士も最もおすすめの健康法として呼吸法をあげています。

ヨガの呼吸法がもとになっています。

やり方も非常にシンプルです。

 

  • 楽な姿勢で座るか、仰向けになる。呼吸をしているあいだは、舌の先を上歯の裏側に軽くつける。
  • 「フゥー」という音をたてながら、口から息をぜんぶ吐き切る。ただしお腹に力を入れて凹まして吐いてはいけない。お腹を脱力していく。
  • 口を閉じ、こころのなかで1から4まで数えながら、鼻から静かに息を吸う。
  • 1から7まで数え、息をとめる。
  • 「フゥー」という音をたてながら、1から8まで数え、ゆっくりと口から息を吐き切る。

以上を4回行う。

1か月ほどして慣れてくれば8回まで増やしてもよい。

少なくとも1日に2回ほど行う。

 

体調が悪いときは疲れない程度にもっと増やしても良いです。

いつでも深い呼吸を意識しましょう。

 

他にもふいご呼吸などもすすめています。

詳しくは下記を参照してください。

http://www.okadamokichi.jp/gracefuldays_2.html

呼吸法は無料でできる最も効果の高い健康法

食事を取らなくてもすぐには死にませんが、呼吸が止まるとすぐに死んでしまいます。

それほど呼吸は大切なものです。またお金がかからず、非常に効果が高いものが呼吸法です。

 

精神や肉体に変調があると、呼吸は浅くなります。

呼吸が浅くなれば、酸素が十分に体を巡らなくなり、身体の調子が悪くなります。

横隔膜の動きも悪くなり、血流も悪くなります。

 

古代から、深く、長い呼吸を行うと気力が高まり、心身の状態が良くなることを先哲は知っていました。

体調が悪いなら、まず深く呼吸を変えることが大切です。

簡単なものから少し複雑なものまでほど紹介したいと思います。

自分がいいと思ったものを継続するとよいです。